海ぶどう養殖について

こんにちは。やっと人に言える程には形になったので。

今年の春から海ぶどう養殖を始めていました。本当は去年の冬に樽1つでやってみたのですが、結果から言うと失敗。最初はみるみる育って『カンタン!』なんて思いましたが、みるみる溶けて無くなり。そのまま海苔の繁忙期になり、熱は覚め。

どうしても諦められなかった私と主人(明加里と光)。

ラジオで『湘南グリーンキャビア』を耳にして、また一気に再熱。すぐに調べて主人の実家近くの長後の畑の中で、海ぶどうを育ててる人が居ると知って、運命を感じました。

クロサワさんが先駆者として色々とやって居なかったら、良治のやる気に火を付ける事も出来ず、私達だけでは形にもならなかったと思います。沖縄含め、全国数ヶ所でしか海ぶどう養殖をしていませんが、教えてくれたのはクロサワさん達だけでした。見学に行く段取りや、文献を揃えてくださった水産試験場のアイザワさんにも感謝です。

単細胞故に、とにかく環境の変化に弱い海ぶどう。本当に難しく、今でも何となくしか分からないでやっています。『どうやらこの方法なら粒が詰まって良く育つぞ』程度です。最新の文献は沖縄が囲っていて、10年前ぐらいの知識で、手探り。4人で必死になって植物の育て方や栄養分、海苔養殖の知識や、他の養殖などの設備、その都度調べて勉強しました。

父の知識と行動力、主人の観察と分析力、母の突飛な口出し、本当に一人でも欠けたらこんなに早く形になることなんて無かったと思います。

また環境の話になりますが、この夏、災害にならない程度のゲリラ豪雨は何度ありましたか。昔に比べたらとても増えました。東南アジア諸国の気候になってきていると、肌で感じます。環境問題にストップをかける生活習慣の改善と同時に、悲観的ではなく冷静に環境の変化に対応していかなければならないと思っています。

冬と呼べる時期が減ってきている事が、海ぶどう養殖を始めたキッカケです。(本当は夏だけのつもりでしたが、波を途切れさせると、また失敗続けてしまいそうで。。。設備や諸々も通年でやった方が良さそうなので、冬も続けてやってみる事にしましたが。)

前述した通り、まだまだ課題は山積みですが、ひとまず、売っても良いだろうレベルまではいったと思います。『江戸前SeaMascat』として、先ずは横須賀で売っていきたいと思っています。『これ以下の品質は出しません!』という宣言(^-^;

 

そうそう、海苔も!

陸菜は9月16日~18日&23日~25日で種付けです。今はカキ殻に付いている海苔の胞子を育てている所です。カキ殻の色は去年より黒い気がするなんて話しもしてました(^^)今年の冬を占いましょう。

本当に忙しいけど、毎日が楽しいです\(^^)/オシマイ

 

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