おはようございます。息子が泣いたんで、珍しく夫よりも先に起きました。干出のこの時期に。
海苔網の色付きが思わしく無いと、良治が言っており、昼でも夜でも、ちょこっとづつ、なぜ伸びが悪いのか、という会話がされます。他のエリアはもう新海苔が採れていたり、南の方では伸びてきたなんて見るのに。。千葉も伸びてきている。実際、夫と良治が撮ってきた写真を見ると、確かに千葉よりも色付いていない様にも思える。。ウーーーーーム。
そんな中、干出をあえてしないという日がありました。そして今日は多少風が吹いてても行かなきゃいけない、と言っていました。干出はすればするほど良いと思っていましたが、海苔の様子を見て行う事が重要なんだなぁと、改めて。そんな良治の経験を側で見て何年もかけて、習得して欲しいです。私は海に行けないので。
私が思うことは、この経験と想いが100%品物に反映されたら良いのにということ。自然の摂理の一部でしかない人の想いは、100%の想い通りに育たないという事。両親は、この難しさが楽しいと言っていましたが、私はまだそこまで行けていません。頭がまだ硬く、サラリーの営業上がりの私はいつもどこかで費用対効果を計算してしまいます。海苔の完全な陸上ハウス養殖を実現したいと思うぐらいです。今は畑で海藻が採れる時代だから、そんな事も何十年後には当たり前になるかも知れませんが。。
ただ、漁師を継ぎたかった理由は「丸良水産を無くしたく無い」という想いですが、それと同じくらい、「自然と一緒に生活したい」という想いが大きかったのも確かです。今でも、季節や風をよく観察する日々が誇らしいです。自然っていうのは、人がどうにか出来ないから、魅力なんでしょうね。。
温暖化、海洋汚染など、環境問題をよく考える様になりました。死活問題ですので。経済活動は必要なことですが、住んでいる地球のことや気象をよく知ることは同じくらい、重要なことです。把握する時間や複雑さから優先順位が下がり易いので、経済活動よりも重要として置かないと、同等な重要性だと扱われないんだろうなぁ。。トランプ大統領の選択の様に。それこそ、費用対効果がものすごく低いから。だから、私みたいに愚かな欲深い人間が、自然相手・環境相手をしている人達がカッコ良く見えるのは、そのせいなのかも知れません。うん。
そんな事をダラダラと考える、朝6時。白湯を飲みながら。息子がもうすぐ起きますので、おしまいです。