「りょう」の想い

おいしい モノ を

漁師は 海藻が美味しいことを 知っています

初代「和芳」は「(屋号)もといや」の次男であり、長男の「清」と五男「勝」と共に、東京湾内である走水で海苔の養殖を始めました。各地を巡り、仲間と共に試行錯誤を重ね、海苔養殖は軌道に乗り始めました。しかしその矢先、和芳は志半ばで亡くなりました。

二代目である「良治」は若くして漁師になることになりました。和芳の仲間達に”漁”を教えて貰い、海苔養殖の事業を営むうちに、だんだんと「おいしくて良いものを作りたい」と強く思う様になりました。妻である「由美」の食育の観点からくる「栄養素を知り、健康的で安心安全なモノを作りたい」という強い想いが、今の丸良の源です。

三代目「光」は一次産業に就きたいと思いながらIT関係の会社員でした。良治と由美の娘「明加里」との結婚を機に漁師になりました。良治から”漁”を教えて貰い、色んな話を聞くうちに海の将来を考える様になりました。そして新しく「海ぶどう」の養殖をしたいと相談し、始めるに至りました。吸収して自分を変えて行く事、死ぬまで成長という点では、良治と光はよく似ています。

おいしい を 基準に

そのものの旨みを消さない様な手の掛け方は、それぞれの海藻によって違います。丁寧に。コツコツと。時に大胆に。自分がおいしいと思えるか。思えるものを作ると、おいしいって言って貰えた時に、すごく嬉しい。子供に食べさせたいかどうかも生産する上では大きなチェックポイントです。

健康な “食”

海藻は天日に干すとミネラルが増えます。体内で作り出せないので必ず摂る必要のあるミネラル分。海苔以外の乾物は全て、天日干しをしています。ミネラルが増えると美味しいし、健康。”食べたものは体を作るから”健康には手を抜いちゃいけないのだと思います。

海苔の葉 一枚だって…

食品を生産することの大きな責任。バックグランドを知って食べ物を購入出来る時代になりました。丸良では小海老もピンセットで取っていたり、海苔の葉一枚だって残さず洗います。そういうものが雑味に繋がるのです。安心安全がそれぞれの価値観で違う時代もすぐそこに。こだわりも苦手なことも知ってください。

走水 という 海

豊かな 潮 巡る